2005年12月14日

高可用性とバックアップ

 可用性にとってバックアップの持つ意味は重要だ。

 まず、故障のライフサイクルは以下のように考えられる。

故障発生(t1)→停止→切替え(t2)→デグレード状態→復旧のための停止(t3)→定常状態への復旧(t4)

この故障発生から定常状態までが一つのライフサイクルだが、実は停止時間はもっと長くなりうる。データが復旧出来なかった場合、バックアップからデータをリストアしなければならない。

 つまり、停止時間とは、故障が発生してから通常の状態に復旧するまでの時間ではなく、最後にバックアップした時(t0)から通常の状態に復旧するまでの時間となる。

最新バックアップ(t0)→故障発生(t1)→停止→切替え(t2)→デグレード状態→復旧のための停止(t3)→定常状態への復旧(t4)

 たとえハードウェアRAIDのレプリケーション機能などを使っていたとしても、重要なデータが失われる可能性は常にあり、バックアップは最後の防衛線となる。

 バックアップが企業の生き残りにとって極めて重要であるにもかかわらず、システムを設計する際には後回しにされがちだ。その結果、バックアップ用に専用ネットワークが必要になっても、PCIスロットに空きがないなどという馬鹿げた話になることすらある。

 バックアップにまつわる話も少し紹介していくことにする。

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